『2005年の今と関本塾』



そ の 後
    
 大腸癌手術後、3年半という長い間、仕事もすべて止め治療に徹しました(人はそれを遊びと言っていますが)。僕の身近な人達はその間の経過を良く知っていると思いますが、その他の方をも含めて簡単に経過を報告させていただきます。
 『僕の癌 治療の旅』出版後、たくさんの方に問い合わせ、御質問をいただきました。電話の応対に大忙しで、反響の多さに驚きました。部数が少なかった為にご希望にすべて答えらず、ご迷惑をおかけしました。また本を読んでいただいた方からも、「その後どうなの?」と御気ずかいの問い合わせに胸を熱くしました。何らかの形で報告しなければ、と思っていたところこのような機会が与えられ、幸せです。

  本の出版後、台湾をぐるッと一回り、2005年2月にはオーストラリア・ニュージーランドに民間医療の勉強に出かけました(これまた遊びと言われていますが)。体調は、良かったり悪かったり。はっきりしたことは、思いっきり遊ぶと体調が良くなります。特にニュージーランドから帰ってきたら、今まで低気圧が近づくと頭が重かったのが、な!な!なんと治っているのでした。笑いが免疫を上げるのは証明されているようですが、楽しめばさらに生命力を上げるのです。
 手術の後遺症でしょうか、御腹は適当に痛みますが、日常生活には差し障り無く、2004年3月にお店を再開しました。涙の開店でした。同じ仕事をすることに、ずいぶんためらいました。以前は楽しむことが出来なかったからです。しかし今は、毎日仕事が楽しく感じ、自分の変化に驚いています。頑固で、今の自分しかないと思っていた過去の自分が、いとおしくさえ感じます。
 絶望している人へ、必ず救われます。ストレスをためている人、変われるんです。幸せだったと思っている人、もっと幸せになれるんです。幸せには限界が無い、無限なんです(憎しみもですが)。

 そんなかんなで、仕事をしていなかったにもかかわらず、3年半の間大変忙しかったのを思い出します。その間、本で紹介したサプリメントは大方止めてしまいました。ずーとやっていたタワシ・マッサージも、先月中止しました。理由は特に無く、南の島から帰ってきたら寒いので、今はしないだけです。ただ、関本式観趾法だけは毎日しています。なぜか?次に説明します。

 一回目のタイから帰って検査を受けたところ、肝臓の陰が二つあったのが一つは確認できず、もう一つも少し小さくなりました。ドクターと相談のうえ、抗がん剤も手術も中止。翌月の検査は変わらず、翌々月も変わらずで、2回目の旅行『メコンの風』に書いたとうりで、現在そのままなのです。5年間は検査が必要なのですが、1年以上ほおっているので現在はどうなっているか分りませんが。タバコも吸うしビールも適当に飲んでいるので、とっても悪い患者ですよ〜。
 今が最高として、何が良かったのかと考えますと、先に書いたことをまとめると次のようになります。

・心の開放(生命力のアップ・リラックス・リンパ球等の免疫機能の活性化)
・体の開放(代謝機能・神経と体のつながり・バランスの強化・各臓器の活性化)
・食事・サプリメントなど口から入れるもの

 
『心の開放』は、溜まっていたストレス(病気や生活の不安)を、長期の海外旅行という日本での生活から離れる事と、そのいくつかの出来事により消されたのではと考えてます。『体の開放』は『メコンの風』に書かれているとうり、強烈な痛みにより刺激されたのだと思います。その後、癌の患者さんから相談を受けますが、まず聞かれるのが『何を飲んだら一番効くんですか?』と言う質問です。私自身、何か効く物があるだろうと、十種類以上、月10万円以上払って飲んでいたわけですから、効いてほしかったんです。ところが、半年も飲んでいても肝臓に転移したのです。
 
私の意見は、サプリメントはどんな高いものを飲んでもあまり効かない。あくまで補助として飲んだら良いのではないでしょうか。製薬会社も研究し、大勢の人が新聞や雑誌の広告を見ては飲んでも結果が出ないから、薬にもならないし、コロコロ新しい製品を販売するのです。食事は、体を作る・免疫能力を作るすべての基なので大事です。
 
と言うことで、山に登ること・遊ぶことと、中国観趾法を学ぶことにしました。山は今でも毎週月曜日に登っています。


『中国観趾法』を始めた理由

 タイや台湾の「観趾法」「足つぼ」や「マッサージ」を受けているうちに効き目が解り、いつのまにか自分でしていました。また鈴木裕一郎著『足もみ療法』との出会いもあり、親しい友人に実験台になってもらい、指にこぶが出来るまでさせてもらいました。当時の私の観趾法はまだ未熟で、友達にずいぶん痛い思いをさせてしまいました。その当時でも、更年期障害・自分のアレルギー(指から液がたれるほどひどかった)の完治や、不眠・過労・腹痛・便秘・下痢・障害者の麻痺の改善など、驚くほどの効果で、毎日の日課となってしまいました。
 しだいに癌などの難病の方の依頼が増え、そば屋の開店後の落ち着いたころ、2004年8月に有料で「関本塾」を始めました。昼食後2時ごろからボツボツと病気の方がみえ、観趾法を受けた後、いろいろな話をして帰っていきます。別に宣伝しているわけでも、看板があるわけでもないのに、半年で約百人の方みえられたと思います。激痛・拷問療法ですよと言っておきますと、どうしようもない方だけが見えられるので、ちょうどよろしいのです。

 なぜ観趾法関本塾なのかというと、次の四つ理由があります。
・手・足のマッサージだけでなく、心のマッサージをするんです。
・私と病気の方と二人だけの関係でなく、皆で学びあって健康になるんです。
・生活指導―食事・運動・歩き方・リラックスの仕方。
・中国観趾法は、2〜3千年前に確立し発展してきたものです。当時は車もパソコンも洗濯機もありません、当然良く体を使いました。今の人はまったく体を使いません。病気の中身と原因が違うのです。したがって、現代医療の知識や私の経験を基に、より強力な治療効果を求めているのです。−(中国観趾法自体の効果については別のページに書いてあります)−

『心のマッサージ』とは、いったいなんだろうとお思いでしょうね。結構それがおもしろくて皆でマッサージが終わった後、帰らないで見ていく人が多いんです。実際に見たりしてみないと解らないんですが、傷みは本来の自分の姿をさらけ出してしまうんです。隠せないんです、無意識に食事している姿とおんなじですね。だからその人自身が気が付いていない、病気の原因らしきものを感じることが出来るんです。現代の病気は体からではなく、脳や神経と体とのつながりの問題があると思うのです。

たとえば、ストレスは病気の元と言います、消化器系の癌患者のほとんどの方が、発病前に強いストレスを感じていたと言います。何故なんでしょう、それは脳の過度の緊張が、体全体の活動を鈍らせてしまう、誤った信号を出してしまうからだと考えるのです。それを手足のつぼで末端神経から刺激し機能回復を促し、『心のマッサージで』ストレスを自覚してもらって、軽くなる方法をアドバイスするのです。

 なんとなく治りそうな気がするでしょう。しかし、皆さんはかたくなな部分を誰でも持っていらしゃいます、突かれると否定したくなったりします。でも重たい病気がさせるのか、店の雰囲気なのか、つぼの刺激なのか自然と解けていくんですね。何人もの方が涙を流されます。そして軽くなって帰っていかれます。
 このような事は、中国観趾法でも海外によくある『足裏(つぼ)マッサージ』でもしていません。病気を治そうとしていたら、こうなってしまったのです。
 関本塾に初めての人は緊張していますが、重病人が多いのにもかかわらず笑いが絶えません。少しだけれど皆様の御役に立っていると思う時、このために私は生かされたのかな〜と思っています。

 そんなこんなで、立派な患者になれなかった私が、今は病気の人にアドバイスをする立場になっております。いいのかな〜と思ったりしますが、私の所に来て誰も治らなかったら、半年もすれば誰も来なくなるのだから、それでおしまいと考えてます。そば屋もそうです、そう思えるようになり、ずいぶんと楽になりました。受身になりました。
 私は今、週休二日(日・月休み)で年に2回長期休暇(一ヶ月・2週間)。皆さんの御手本となるような生活を心がけています。飲食店で毎年一ヶ月店を閉めていると言うと、目を丸くする方がいますが、うちのお客さんは別に驚きません。普通です、こちらが驚きます。

 お店を始めて1年、関本塾を始めて半年、毎日が新鮮で、生きてて良かったな〜と思います。私は本当に人に恵まれました。小さいころクリスマスは、プレゼントがもらえなくて大嫌いでした。でも、今ではクリスマスになるといつも、大きなプレゼントもらったな〜と感謝しています。これからもかわいがられる『フ〜』であり続けたいと思っています。


                   皆様の健康を願いつつ。2005年3月27日

 

 『癌の治療法についての補足』

(癌の初期はとりあえず大丈夫として、進行・末期癌について)

 自分でも「よく勉強したな〜」と思えるほどに、3年前書いた『僕の癌 治療の旅』の内容に訂正することはありません。毎日の新聞に載っている癌のサプリメントもコロコロ変わり、日々進歩している医療現場や新しい事実が見つかっても、さして訂正はないのです。むしろ、以前言っていたことに確信を得ました。

 それは心の問題です。以前は『サプリメント』と『体の調整(体の開放ーマッサージなど)』と『心の問題』はすべて3分の1づつぐらいかな〜と思っていました。ところが多くの末期の患者さんに会ってみて、『心のありよう』がもっとも大きな要素なんだ、と思うようになりました。
 これは、現実に治療法を血眼になって探していらしゃる患者さんにとって、一番厄介な問題ですね。サプリメントは買って飲めば良いんですけど、『心の窓』はどこにも売っていません。とりあえず時間を作って(仕事を辞めたり、家事を誰かに代わってもらったりして)ゆっくり考えてください。温泉など旅行に行くのは最適です。ただし短いのはいけません、忙しいだけです。癌では急には死にません、考える時間を与えてくれているのです。

●なぜ自分は癌になったのか(自分の細胞が変化して癌になったのです=自分がしたのです)?
●なぜ自分は前向きに考えられないのか?
●なぜ自分はストレスを感じるのか?
等々、自分の負担になっていることを分析するのです。答えがでなくても、必ずどこかにヒントぐらいはあるはずです(『僕の癌 治療の旅』がヒントになると良いのですが)。
 
 癌や現代病の多くは、病院や薬・権威あるものに頼ってもなかなか治りません。お金をいくら払っても、治らない人は治らないのです。『自分で治す』ぐらいの覚悟が必要かもしれません(もしくは、まったく天に任せて何もしない=これも結構有効です)。
 データ絶対主義の病院で腫瘍マーカーの数値が悪い、と言われて「自分の調子が良い」のに落ち込むことは無いのです。現代の日本人は、化学や医療に頼りすぎだと思います。信仰に近いんです。薬や病院信仰をなくすということは、『治らないかもしれないから頼らない』のではなく、『病気なのは自分の体、だから自分で治す』と思うことから始めるのです。
 貴方が治そうと思えば、貴方のリンパ球・マクロファージが癌細胞を食べ始めます。何故ならリンパ球やマクロファージは、間違いなくあなた自身なのですから。そして毎日の散歩と足のマッサージをしてください。刺激を受け元気になったリンパ球やマクロファージが癌細胞を見つけ出し、食べだします。

 


 『抗がん剤についての補足』

抗がん剤は手術の前後や、手術の出来なかった患者さんにすることが多いので、そのつもりで書きます。

 抗がん剤はできるだけ避けたいと皆さん思っていますが、なかなか止めれませんね。やはり病院・医者信仰は根強い。一部の癌いついて有効だというのも、迷いの原因になっているようです。が、内臓の癌には効かない(延命効果も期待できない)ので、今でははっきり『止めたほうが良いのでは』と言っています(以前は良くないと思っても、はっきり言いませんでしたが)。癌が一時的にせよ小さくなる場合があるので、医者に『貴方には効果があるようです』と言われると続けたくなりますが、「効果(有効)がある」のと「癌が治る」のとではまったく違うのです。そこが他の病気とまったく違い、抗がん剤という薬の特徴なんです。

 内臓以外の癌(白血病など血液の癌・前立腺・膀胱・子宮・甲状腺・皮膚癌・乳癌・首から上の癌)に付いては、意見や結果が様々です。私でも相当悩むと思います。
 抗がん剤使用賛成派と反対派の両方の本を読むべきだと思います。特に慶応大(医)の近藤誠氏の抗がん剤についての本は、読まれたほうが良いと思います(何冊かあります)。
 私の考えは、ホルモン系で対処出来るならする。原発性の癌は数クール試す。効果が無かったら直ちに止める。転移したものは、場所によってまったく効果が違います。白血病など血液の癌は効果があると思います。
 一般的に抗がん剤のデータだけでなく、本人の体力・年齢・病気の進行状態等を考慮すべきだと思います。特に70歳以上の方は、癌の進行もゆっくりですので、手術も抗がん剤も病状が差し迫っていなければ、来年にしたらとアドバイスしています。

 なぜ抗がん剤が内臓系の癌に良くないのか。(抗がん剤でもホルモン系など種類がありますので一般論です)
・小さくなったとしても消えることはほぼ無い(抗がん剤のみで)。
・抗がん剤の効く期間が約1年(どんなに長くても2年、短ければ数ヶ月)と短い。次々と変えていったりしますが、体が持たない。それで死んでいくんです。ほっといたら、けっこう思ったより長生きですよ。
・抗がん剤を打つと、血球数が減少して次第に打てなくなる。同時に、癌をやっつける白血球も減少し、自分の持つ癌をやっつける能力が落ちる。
・気が無くなる。これが一番いけないと思います。何かしようとする気持ちが無くなるので、積極的に癌に立ち向かう気がなくなるのでする。生命力の低下ですね。通常抗がん剤といっしょに、吐き気止めを使います。副作用が少ないと医者が言うのは、その副作用を抑える為の薬(麻酔や痛み止めも)が良くなったのであって、抗がん剤そのものに副作用が少ないのでは無いのです。その結果、自分の体が相当痛んでいても気が付かないので、どんどん抗がん剤の副作用が蓄積されるのです。
・副作用が後遺症になる。(副作用は元に戻りますが後遺症は元に戻らない)

 今抗がん剤を打っている方には、脅かすようで申し訳ないんですが、この数年間抗がん剤で無くなっていった方を何人も見ているものですから、どうしても言いたいのです。迷ったら医者に聞くんです『このまま抗がん剤打って 治りますか?』と。治りますと答えてくれたら、続けても良いと思いますが、たぶん答えを濁します。それが事実なんです。
 医者に『抗がん剤を使っても、使わなくてもどちらでも良い』『私だったら使いません』と言われたら、良い医者にあったと思って止めてください。『ほぼ毒にしかならないと』教えてくれているのですから。


 

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